
ミノタブは寿命は縮めてしまうというのは本当なのでしょうか?ミノタブで死亡したという人はいるのでしょうか。
このような疑問にお答えします。

わたしはミノタブとフィナステリドの併用で薄毛を改善し、その後3年以上塗りミノとフィナステリドで維持しています。

「ミノタブの副作用が心配。死亡する可能性もあるのだろうか?」
「ミノタブを飲んでいるが、飲み続けて危なくないか心配」
ミノタブに関する情報を調べてみると、「死亡」「危険」など、心配になるような情報が目に入ってきます。
「ミノタブは安全性に問題があるからやめたほうがいい」という声もあり、ミノタブ使用の是非については様々な意見があります。
薄毛を改善するためにミノタブを飲んでいる方の多くは、「このままミノタブを飲み続けて大丈夫だろうか?」との心配があるかと思います。
そこで今回は、ミノタブの安全性が心配な方に向けて、「ミノタブで死亡した事例はあるのか?ミノタブの危険性と対処法」について詳しく解説します。
ミノタブで死亡した事例はないが使用量に注意が必要
ミノタブで死亡した人がいるのか調べたところ、ミノタブを服用して死亡した例は見つかりませんでした。
ミノタブで死には至っていないものの、過剰に服用して重篤な副作用が生じた事例が報告されています。
それらの事例では、本来の使用量よりはるかに多い量を使用した結果、心筋梗塞や心不全などが生じています。
海外の臨床試験では、1日5mg以下のミノタブ使用では重篤な副作用は見られていません。
そのため、AGA治療でミノタブを使用するなら、医師の処方で1日5mg以下の使用が望ましいと考えます。
ミノタブを過剰に服用して重篤な副作用が生じた事例
ミノタブを過剰に服用して心筋梗塞や心不全といった重篤な副作用が生じた事例が報告されています。
ミノタブで心筋梗塞が生じた事例
ミノタブを過剰に服用して心筋梗塞が生じたスペイン人女性の事例があります。
To our knowledge, we present the first clinical case of myocardial infarction due to oral minoxidil overdose.
私たちの知る限り、経口ミノキシジルの過剰摂取による心筋梗塞の最初の臨床例を提示します。
引用元:「Type 2 Myocardial Infarction due to Severe Hypotension Secondary to Oral Minoxidil Overdose」(2021)
この事例では、1日0.5mgのミノタブを2ヶ月服用していた43歳の女性がミノタブを過剰に服用したところ、重度の低血圧状態になって入院しています。
この事例では、医師が処方した量より700mg〜800mgも多く服用していました。
Analysis by mass chromatography confirmed an overdose of minoxidil with a preparation range between 300 and 400 mg per capsule. This amounts from 700 to 800 more doses than the one prescribed by the dermatologist.
質量クロマトグラフィーによる分析により、1カプセルあたり300~400mgの製剤範囲で、ミノキシジルの過剰摂取が確認されました。 これは、皮膚科医が処方した用量よりも700から800多い用量です。
引用元:Type 2 Myocardial Infarction due to Severe Hypotension Secondary to Oral Minoxidil Overdose(2021)
入院後は、心電図検査を受けて心臓や血管に異常がないことを確認し、2週間で退院されています。
ミノキシジル発毛剤で呼吸不全や心不全が生じた事例
日本国内では、ミノキシジル発毛剤「リアップ」を過剰に服用して呼吸不全や心不全が生じた事例が報告されています。
本来ミノキシジル発毛剤は頭皮に塗って使うものです。
来院36時間後より呼吸状態が悪化し,呼吸数28/min,SpO2 90%(酸素リザーバー付マスク10L/min)となった。(中略)呼吸不全の原因は,過剰輸液と血管平滑筋弛緩作用遷延に伴う体液分布異常による心不全が考えられた。
引用元:「ミノキシジル中毒の1例」(2014)
こちらの事例では、ミノキシジル発毛剤「リアップ(ミノキシジル5g)」120mlを服用した男性が、3時間後に嘔吐して救急搬送されています。
呼吸不全や心不全が生じて、その後治療を受けて9日目に退院しています。
このように、ミノタブを過剰に服用すると重篤な副作用が生じるリスクがあります。

早く薄毛を改善したいからといって、医師から言われた量を超えて使用することは絶対にやめましょう!
ミノタブで重篤な副作用を避けるための3つのポイント
ミノタブによる重篤な副作用を避けるためのポイントは、以下の3つです。
1日5mg以下におさえる
海外のミノタブを使用した臨床試験では、1日5mg以下のミノタブ使用で重篤な副作用は見られていません。
- 「41名の男性が2.5mgまたは5mgのミノタブを6ヶ月服用したが、副作用はいずれも軽度であった」※1
- 「24〜59歳の男性30名が5mgのミノタブを6ヶ月服用したが、深刻な心血管系の副作用や異常はなかった」※2
AGA治療でのミノタブ使用量はどんなに多くても1日10mgまでです。
しかし、筆者が調べたかぎりでは、ミノタブを1日10mg使用した臨床試験は行われておらず、安全性が確認されていません。
そのため、ミノタブ使用は1日5mgまでにおさえて使用するのが望ましいと考えます。
定期的に検査を受ける
ミノタブによる重篤な副作用を避けるには、定期的に検査を受けることが望ましいです。
ミノタブによる心臓への負担を調べる検査は、以下の2つがあります。
- 心電図検査
- BNP値の測定
心電図検査
心電図検査は不整脈の診断などに用いられる検査で、心臓の動きを波形で記録し、それによって心臓の状態を確認します。
不整脈や狭心症、心筋梗塞、心臓肥大などの心臓病の診断に用いられます。動悸、息切れ、脈の乱れ、胸痛などの症状の方に有益な検査です。
引用元:東京都立神経病院「心電図検査」
BNP検査(血液検査)
BNP値とはホルモンのひとつで、「心臓に負担がかかっていないか?」を示す指標とされています。
BNPの正式名称は「脳性(B型)ナトリウム利尿ペプチド」、つまり最初は脳で発見されたホルモンなのですが、現在は壁の進展や圧上昇などのストレスによって心臓(心室)から分泌されるホルモンとして知られています。
BNPはそのものが血管を拡げ、尿の排出を促す作用を持っており、心臓へのストレスを和らげる生理作用を持っています。したがって、その値の上昇は「心臓に負担がかかっている」状況を鋭敏に反映しており、「心不全」を診断する上で有用な指標になっています。
引用元:あさぶハート・内科クリニック「血液のBNP値で分かること」
BNP検査はどこでできる?
筆者が調べたかぎりでは、BNP検査を行っているAGAクリニックは
AGAヘアクリニック
だけです。

AGAヘアクリニックでは医師による体調管理が徹底されており、ミノタブの副作用をいち早く察知しフォローアップできる体制が整っています。
カウンセリングだけでなく医師の診察も無料なので、「ミノタブを使用してもよいか?やめたほうがいいか?」相談するところから始めてみてはいかがでしょうか。
個人輸入を避ける
ミノタブは個人輸入で安く入手することもできますが、個人輸入は健康面や安全性のリスクが高いためおすすめしません。
個人輸入の3つのリスク
- 偽物が混入しているかもしれない
- 健康被害が生じるかもしれない
- 治療費が全額自己負担になるかもしれない
個人輸入のミノタブはインドや東南アジアからの輸入品です。
そのような地域では、不衛生な場所で製造されている可能性が高く、偽物であるリスクもあります。
個人輸入のED薬の40%が偽物で、健康被害が問題となっています。
個人輸入のミノタブを使用して健康被害が生じた事例が報告されています。
・50代男性が、ネット経由で入手した未承認医薬品ミノキシジル2.5mg錠(2錠/日)、フィナステリド1mg錠(1錠/日)を約2か月服用した。
・服用終了約1.5か月後に全身倦怠感、胸焼けが出現し、濃い色の尿が出現。服用終了約2か月後に近医を受診し、肝機能異常が指摘。近医受診翌日に救急外来紹介受診し、黄疸、肝細胞型肝障害を指摘し、近医受診3日後に入院。保存的に観察加療を行い、軽快したため、入院16日目に退院。
引用元:インターネット等で購入した未承認医薬品等の健康被害情報(厚生労働省)
個人輸入のミノタブを使ってもし健康被害が生じた場合、
医薬品副作用被害救済制度の対象外となるため、治療にかかった医療費が全額自己負担になってしまいます。
日本国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売等されている医薬品については、それを適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合に、その救済を図る公的制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。 しかし、個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません。
引用元:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」

安全性を考えると、個人輸入のミノタブを使用することはおすすめしません。
個人輸入とAGAクリニックのメリット・デメリットをまとめると、このようになります。
個人輸入 | AGAクリニック | |
メリット | ・価格が安い | ・副作用の対処ができる ・減らし方, やめ方を相談できる ・偽造品を避けられる ・健康被害が生じたら給付対象になる |
デメリット | ・偽物が混入している可能性あり ・健康被害が生じるリスクあり ・健康被害の医療費が全額自己負担 | ・個人輸入より費用がかかる |
※横スクロールできます↓
▼AGAクリニック1ヶ月費用比較
AGAクリニック | フィナステリド | ミノタブ | フィナステリド ミノタブ |
---|---|---|---|
DMMオンラインクリニック | 3,799 | 3809 | 8500 |
| 4015 | 8140 | 10780 |
| 5000 | ー | 11000 |
| 3600 | 9000 | 12600 |
| 6200 | 11000 | 17200 |
銀座総合美容クリニック | 7150 | 11000 | 18150 |
AGAメディカルケアクリニック | 8800 | ー | 27500 |
Dクリニック | 6600 | ー | 35200 |
※F=フィナステリド、M=ミノキシジル内服薬
※AGAオンラインクリニックはフィナステリドではなくデュタステリドです。
ミノタブの副作用が心配な方におすすめのAGAクリニック3選
ミノタブの副作用が心配な方におすすめのAGAクリニックは以下の3つです。
ミノタブの服作用が心配な方へ
- 1位:
Hair's
循環器内科専門医・費用が最も安い - 2位:
AGAヘアクリニック
副作用のフォローアップ体制が万全 - 3位:
クリニックフォア
第三者機関による成分鑑定済み
1位:Hair's

診察費 | 無料 |
予防プラン フィナステリド | 1ヶ月 4,000円/月 3ヶ月 3,800円/月 6ヶ月 3,600円/月 |
発毛プラン フィナステリド+ミノタブ | 3ヶ月 7,125円/月 6ヶ月 6,750円/月 |
安心への取り組み | 循環器内科専門医 →副作用への対処◎ |
公式サイト | https://clinicplus.health/shimokitazawa |
Hair's
は「クリニックプラス下北沢」が運営しているオンラインAGA診療です。
運営元 | クリニックプラス下北沢 |
診療科 | 内科・循環器内科・皮膚科 小児科・アレルギー科 |
Hair'sには循環器内科専門医が在籍しているため、ミノタブの副作用について専門医に相談しながら継続することができます。
※ミノタブのおもな副作用は低血圧症状で、診療科は循環器内科です。
無料相談の流れはこちらの動画で確認できます↓
Hair's
では、専門医の処方で「フィナステリド+ミノタブ」を最も安く始められます。
3ヶ月分だと月7,125円、6ヶ月分だと月6,750円で、いずれもAGAクリニックでは最も安いです。
※ミノタブは3ヶ月分からの処方になります。
2位:AGAヘアクリニック

カウンセリング 診察費 | カウンセリングだけでなく医師の診察も無料 |
予防プラン フィナステリド | 初月 0円 次月以降 3,600円 |
発毛プラン フィナステリド+ミノキシジル(内服薬) | 初月 10,800円 次月以降 12,600円 |
安心への取り組み | ミノタブの心負荷を測定するBNP検査 毎回の血圧測定 体重測定 むくみの確認 |
全額返金保証 | あり |
キャンペーン | 予防プランは初月0円 |
公式サイト | https://agahairclinic.or.jp/ |
AGAヘアクリニック
はほかのAGAクリニックに比べて体調管理が徹底されており、副作用をいち早く察知しフォローアップできる体制が整っています。
副作用へのフォロー | AGAヘアクリニック | 一般的なAGAクリニック |
---|---|---|
BNP値の測定 | ○ | × |
毎回の血圧測定 | ○ | × |
体重測定 | ○ | × |
むくみの診察 | ○ | × |
大学病院との連携 | ○ | × |
ほかのAGAクリニックとのいちばんの違いは、BNP検査(血液検査)で、ミノタブによって心臓に負担がかかっていないかを客観的に確認できるところです。
BNP(脳性(B型)ナトリウム利尿ペプチド)はそのものが血管を拡げ、尿の排出を促す作用を持っており、心臓へのストレスを和らげる生理作用を持っています。したがって、その値の上昇は「心臓に負担がかかっている」状況を鋭敏に反映しており、「心不全」を診断する上で有用な指標になっています。
引用元:あさぶハート・内科クリニック「血液のBNP値で分かること」
AGAヘアクリニックでは「ミノタブで心臓への負担は大丈夫か?」と心配な方でも、検査で確認しながら安心して続けることができます。
3位:クリニックフォア
カウンセリング 診察費 | 無料 ※薬を処方されない場合は診察料1,650円が発生します |
予防プラン フィナステリド | 初月 0円 1ヶ月 4,015円 定期配送 3,412円 |
発毛プラン フィナステリド+ミノキシジル(内服薬) | 1ヶ月 10,780円 定期配送 9,163円 |
その他費用 | 送料 550円 血液検査は健康診断の結果を見せればOK |
安心への取り組み | 第三者機関による有効成分の成分検査済み |
全額返金保証 | あり |
キャンペーン | 他院からの乗り換えで20%OFF 定期配送で15%OFF |
公式サイト | https://www.clinicfor.life/ |
クリニックフォア
は埼玉・東京・大阪に10院ある大手グループです。
最近はかまいたちのCMで見かけたことがあるかもしれません。
クリニックフォア
のミノタブは、国内の第三者機関で成分鑑定を受けています。
医師の処方かつ第三者機関による成分鑑定済みであることから、ミノタブの品質が担保されていると言えます。
クリニックフォアは「フィナステリド+ミノタブ」が月10,780円、定期配送だと9,163円でかなり安いです。
費用だけ言えば
DMMオンラインクリニック
のほうが安いですが、DMMは最近始まったばかりのため、まだ診療実績が少ないのが懸念点です。
Hair's
はミノタブが3ヶ月からの処方なので、1ヶ月ごとの処方で費用をできるだけ安くするなら
クリニックフォア
がおすすめです。

定期配送はメールでいつでも解約できます。

わたしは銀クリに通っていましたが、銀クリだと月2万円近くかかってしまうので、今ならこの3つから選びますね。

まとめ:ミノタブは医師の処方で1日5mg以下の使用が望ましい
今回は、「ミノタブで死亡した事例はあるのか?ミノタブにはどのような危険性があり、どのように対処法すればいいのか?」について解説してきました。
AGA治療でミノタブを服用した人は見つかりませんでした。
しかし、ミノタブを過剰に服用すると心筋梗塞や心不全などの重い副作用が生じるおそれがあります。
ミノタブは個人輸入で安く入手することもできますが、個人輸入で開始するのはリスクが高いためおすすめしません。
ミノタブは医師の処方量を守って服用するようにしましょう。