
フィナステリドが効かなくなってきたと感じます。
効かなくなることってあるんですか?どうしたらいいですか?
こんなお悩みにお答えします。
ヤフー知恵袋で「フィナステリドが効かなくなった」という投稿が複数あります。
フィナステリドを飲み続けているのに、以前のスカスカ状態に戻ってしまい、
「耐性ができて効かなくなったのか?どうすればいいのか?」と悩む方も少なくありません。
そこで今回は、フィナステリドを4年飲み続けている筆者が「フィナステリド効かなくなった人が知恵袋で続出している理由と対処法」 をくわしく解説します。


- AGA治療歴5年
- ミノタブをやめて3年以上塗りミノで維持
- 4つのAGAクリニック利用経験あり
フィナステリドが効かなくなることはある?
結論から言うと、フィナステリドが途中から効かなくなる人もいます。
1日1mgのフィナステリドを5年間した人の経過を調査した研究では、801人のうち120人(15%)は効果が頭打ちになっています。


効果が頭打ちになっているのは、ハミルトン・ノーウッド分類でⅤ型・Ⅵ型・Ⅶ型に当てはまる人です。


ハミルトン・ノーウッド分類とは、AGAの進行パターンごとに分類したものです。
薄毛が進行してからフィナステリドを飲み始めたからといって、まったく効果が出ないわけではありません。
飲み始めたときの状態に比べれば髪の毛は増えているので、飲まないよりはずっといいのは間違いありません。


ただ、途中で頭打ちになる可能性があるので、その場合は効果の低減を補う対策が必要になります。
フィナステリドが効かなくなった場合に考えられる3つの原因
フィナステリドが効かなくなった場合に考えられる原因は、以下の3つです。
- 薄毛が進行している状態で飲み始めた
- 薄毛の進行スピードがフィナステリドの効果を上回っている
- 海外製の未承認薬を使用している
薄毛が進行している状態で飲み始めた
ハミルトン・ノーウッド分類でⅤ型・Ⅵ型・Ⅶ型に当てはまる状態でフィナステリドを飲み始めた人は、3年後以降に効果が頭打ちになる可能性があります。


「ハミルトン・ノーウッド分類でⅤ型・Ⅵ型・Ⅶ型=薄毛がかなり進行している人」です。


薄毛の進行スピードがフィナステリドの効果を上回っている


薄毛の進行スピードが速くてフィナステリドの効果が追いついていない可能性があります。
フィナステリドはAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストロン)の量を減らして薄毛の進行を抑らせる薬です。
薄毛の進行速度がフィナステリドの効果を上回っている場合、ブレーキをかけても完全には止まらず、少しずつ進行していくことになります。
海外製の未承認薬を使用している
フィナステリドには、厚労省が承認している「国内製」と未承認の「海外製」があります。
厚労省が未承認の「海外製」フィナステリドを使用している人の中から、「効かなくなった」という声が複数あがっています。
個人輸入のフィンペシアが効かなくなりました。 フィンペシアを個人輸入で10年以上服用している者です。概ね準備に維持できていたのですが3ヶ月ほど前から突然薄毛が進行してしまいました。通常通り1mgを毎日欠かさず服用しているにも関わらずです。その後早急にクリニックに出向き日本正規品のフィナステリドのジェネリックを処方してもらい3ヶ月が経過しなんとか回復しつつあります。
引用元:ヤフー知恵袋
M字ハゲで現在33歳です。見た目はハゲてませんが左側のM字部分が後退してます。右側はそんなに気になりません。 フィナステリド服用期間(4年)になります。3.5年は個人輸入、0.5年はクリニックフォアさんのフィナステリドを使っています。 抜け毛は減ってきたのですがMが上に上がりまくってます。 以前より確実に上がりました。
引用元:ヤフー知恵袋
海外製の未承認薬で効かないと感じたら、偽物の可能性もあるため、一度国内製で効果の違いが出るか試してみることをおすすめします。
「海外製」未承認薬で健康被害が生じた事例
AGAクリニックのなかには、「海外製」の未承認薬を使用しているところもあります。
国内未承認の「海外製」AGA治療薬※を使用して、肝機能障害が生じた事例が報告されています。
※ミノキシジル2.5mg×2錠、フィナステリド1mg
医療機関において医師が個人輸入した国内未承認のいわゆる発毛薬を、医師の指示の下で約3週間服用した40代の男性において、肝機能障害が生じた事例が報告されました。
平成30年7月に、国内の40歳代の男性1名が医療機関で観察を受け、医師の指示の下で、上記製品を服用したところ、血液検査において肝機能を示す数値(AST、ALT及びγGTP)が高値であったことから、上記製品を処方した医師から服用中止と別の医療機関で診察の指示を受け、別の医療機関に通院しました。
引用元:国内未承認のいわゆる発毛薬の服用が原因と考えられる健康被害の発生について
フィナステリドが効かなくなったら検討すべき3つの対処法
フィナステリドが効かなくなった場合の対処法は、以下の3つです。
- 薄毛の進行ペースがフィナステリドを上回っている
→デュタステリドに切り替える - 薄毛が進行している状態で飲み始めた
→ミノキシジルを併用する - 海外製の未承認薬を使用している
→「国内製」を使用する
デュタステリドに切り替える
デュタステリドはフィナステリドと同じ作用で、フィナステリドよりやや効果が高いです。
デュタステリド0.5mg/日とフィナステリド1mg/日を用いた,917名の男性被験者を対象とした観察期間 6 カ月のランダム化比較試験において,全毛髪数と毛直径の増加についてはデュタステリドの方が優れた効果を示した
引用元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
フィナステリドからデュタステリドに切り替えることで抜け毛を減らせるかもしれません。
フィナステリドが効かなくなってきたと感じたら、デュタステリドへの切り替えを検討しましょう。
ミノキシジルを併用する
ハミルトン・ノーウッド分類でⅤ・Ⅵ・Ⅶの状態にある人(赤枠)は、ミノキシジルの併用が望ましいです。


ミノキシジルには内服薬(ミノタブ)と外用薬(塗りミノ)の2つがあります。
塗りミノよりミノタブのほうが発毛効果が高い反面、「体毛が濃くなる」「顔や手足がむくみやすくなる」などのデメリットがあります。
基本的には塗りミノから始めることが望ましいですが、薄毛が進んでいる場合は塗りミノでは難しい可能性があります。
- ハミルトン・ノーウッド分類でⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳの人
→塗りミノを併用する - ハミルトン・ノーウッド分類でⅤ・Ⅵ・Ⅶの人
→ミノタブを併用する
関連記事:塗りミノのおすすめはどれ?塗りミノ16商品の価格・効果を比べてみた
「国内製」正規品を使用する
厚労省が未承認の「海外製」フィナステリドは健康被害のリスクが高くなります。
筆者の場合、AGAクリニックで処方された「海外製」フィナステリドを使用して肝臓の数値が基準値を超えました。


国内で承認されていない薬を使用して生じた副作用については、副作用被害救済制度の対象になりません。
健康被害が生じた場合の医療費は全額自己負担になるので、「国内製」の使用が望ましいです。
関連記事:フィナステリドはヤバイと言われる3つの理由【健康被害が生じた事例】
フィナステリドが効かなくなった場合におすすめのAGAクリニック3選
フィナステリドが効かなくなった場合におすすめのAGAクリニックは以下の3つです。
- 1位:東京オンラインクリニック
デュタステリド+ミノタブが安い - 2位:DMMオンラインクリニック
ミノキシジル内服薬が最少量で始められる - 3位:イースト駅前クリニック
ミノキシジル外用薬との併用が安い
東京オンラインクリニック | DMMオンラインクリニック | イースト駅前クリニック | |
---|---|---|---|
おすすめ度 | |||
デュタステリド ミノタブ | 8,000円 | 8,646円 | 15,180円 |
フィナステリド ミノタブ | 6,600円 | 7,568円 | 11,880円 |
フィナステリド 塗りミノ | ミノキシジル15% | 10,600円ミノキシジル15% | 15,466円ミノキシジル5% | 9,240円
フィナステリド | 国内製 | 3,400円国内製 | 5,698円国内製 | 3,960円
デュタステリド | 国内製 | 5,200円国内製 | 5,698円国内製 | 6,930円
ミノタブ 2.5mg | なし | 2,948円 | なし |
送料 | 350円 | 550円 | 1,100円 |
特徴 | 国内製フィナステリドが安い | ミノタブが最少量2.5mgから始められる | 塗りミノとの併用が安い |
公式 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
1位:東京オンラインクリニック
フィナステリドが効かなくなったときに、最もおすすめは東京オンラインクリニックです。
「デュタステリド+ミノタブ」や「国内製フィナステリド」の費用を最小限におさえて使用することができます。
- 「国内製」フィナステリドが最も安い(単月3,780円 定期配送3,400円)
- デュタステリド+ミノタブが最も安い(単月9,800円 定期配送8,000円)
- カウンセラーや医師の対応が丁寧で質問しやすい
- 薬が届くのが速い(2日後)
「国内製」フィナステリドが安いクリニックを探して見つけたのが東京オンラインクリニックでした。




予約した当日にオンライン診察を受けて、2日後には薬が届きました。
ほかのクリニックでは、薬の発送まで4日かかったり血液検査が必要だったので、薬が届くまですごくスムーズでした。




説明書に副作用や注意点が書かれているので、はじめての方でも安心です。


初月は1ヶ月分を購入して4,130円で、2ヶ月目から定期配送に切り替えて、「フィナステリド代3,400円+送料350円」で3,750円でした。


東京オンラインクリニックは再診料が0円で、副作用など気になることがあればいつでも医師に相談できるので安心です。
フィナステリドが効かなくなったら、まずは東京オンラインクリニックで相談してみましょう。
関連記事:東京オンラインクリニックのオンライン診療を受けてみた体験談と感想
2位:DMMオンラインクリニック
国内製フィナステリドとミノタブを併用するならDMMオンラインクリニックがおすすめです。
- ミノタブを2.5mg・5mg・10mgから選べる
DMMオンラインクリニックでは、「フィナステリド+ミノタブ2.5mg」が月7,568円です。
ミノタブの副作用が心配な人は、2.5mgから始めることができます。


「フィナステリド+ミノタブを併用してみようかな」と思ったら、DMMオンラインクリニックでミノタブを飲み始めてもよいか相談してみましょう。
3位:イースト駅前クリニック
国内製フィナステリドと塗りミノを併用するならイースト駅前クリニックがおすすめです。
- 「国内製」フィナステリド+塗りミノが最も安い(月9,240円)
- 診療実績が豊富(76万件)
国内製フィナステリド+塗りミノ=月10,780円です。


「ミノタブは副作用が心配なので、塗りミノを併用してみようかな」と思ったら、イースト駅前クリニックで相談してみるのがおすすめです。
まとめ:フィナステリドが効かなくなっても改善の余地はある
薄毛が進行した状態でフィナステリドを飲み始めた人は、3年後以降効果が頭打ちになる可能性があります。
具体的には、ハミルトン・ノーウッド分類でⅤ型・Ⅵ型・Ⅶ型に当てはまる人です。
フィナステリドが効かなくなったと心配になったら、「デュタステリドへの切り替え」や「ミノキシジルの併用」を検討しましょう。