
チャップアップとミノキシジルの違いがわからない。どっちを使ったほうがいい?
こんな疑問にお答えします。


わたしはフィナステリドとミノタブで薄毛を改善した後、フィナステリドと塗りミノで3年以上維持しています。


チャップアップはCMなどで大きく取り上げられている育毛剤ですが、「ミノキシジルは含まれているのか?他の育毛剤や発毛剤と何が違うのか?わからず、どちらを使えばいいか迷う方も多いかと思います。
そこで今回は、チャップアップとミノキシジルをどっちも使った筆者が「チャップアップとミノキシジルは何が違うのか?どちらを使った方がいいのか?」くわしく解説します。
【結論】チャップアップにミノキシジルは含まれていない
チャップアップの成分にミノキシジルは含まれていません。
チャップアップに含まれている有効成分は、以下の5つです。
- センブリエキス
頭皮の血管拡張・血流改善 - トコフェロール酢酸エステル
血行促進 - D-パントテニルアルコール
毛母細胞の活性化 - 塩酸ジヘンヒドラミン
頭皮環境の改善 - グリチルリチン酸ジカリウム
頭皮環境の改善
これまでに発毛効果が認められている有効成分は「ミノキシジル」のみです。
そのため、チャップアップを使って頭皮環境を改善することはできても、薄毛を改善することは難しいです。





わたしが薄毛を改善できたのはフィナステリドとミノタブを使ったからです。
関連記事:【体験談】ミノタブで生えすぎた?経験者が効果・副作用・注意点を解説
チャップアップとミノキシジルを比較してみた
チャップアップとミノキシジルについて、以下3点で比較しました。
- 発毛効果:薄毛が改善する可能性
- 副作用:身体に与える影響
- 価格:1ヶ月あたりの費用はいくらか
発毛効果:ミノキシジルのほうが高い
発毛効果はチャップよりミノキシジルのほうが高いです。
チャップアップに含まれている成分は、いずれも発毛効果は認められていません。
ヒトの薄毛に有効とされる9つの成分はチャップアップに含まれていません。


一方で、ミノキシジルはAGAガイドラインで強く推奨されています。
CQ3:ミノキシジル外用は有用か?
推奨度:A
引用元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
推奨文:ミノキシジル外用を行うよう強く勧める(男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1%ミノキシジル).
ミノキシジルを使うと毛髪数が増加することが確認されています。
393名の男性被験者を対象とした,観察期間48週までのランダム化比較試験において,脱毛部1㎠内の非軟毛数のベースラインからの増加は,プラセボ群が平均3.9本,2%ミノキシジル群が平均12.7本,5%ミノキシジル群が平均18.6本で,5%ミノキシジル群で他の2群に比し有意に増加した.
引用元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
国内の臨床試験では、12週後(3ヶ月後)に60%が軽度改善、24週後(6ヶ月後)に50%が中等度改善したと報告されています。





「発毛効果=ミノキシジル」です!
関連記事:塗りミノのおすすめはどれ?塗りミノ16商品の価格・効果を比べてみた
副作用:チャップアップのほうが少ない
ミノキシジルは発毛効果が期待できる反面、副作用はチャップアップに比べて生じやすくなります。
ミノキシジルは内服薬(ミノタブ)と外用薬(塗りミノ)で副作用が異なります。
ミノキシジル外用薬の副作用
ミノキシジル外用薬の副作用は、頭皮のかゆみやかぶれなどの皮膚症状です。
ミノキシジル5%の場合、副作用が生じる確率は6%です。
393名の男性被験者を対象とした,観察期間48週までのランダム化比較試験では,瘙痒,接触皮膚炎といった皮膚症状の出現率は 5%ミノキシジル群で6%と,2%ミノキシジル群(2%),プラセボ群(3%)より高かった.
引用元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
ミノキシジル内服薬の副作用
ミノキシジル内服薬の副作用は、以下の3つです。
- 多毛症(体毛が濃くなる)
- 顔や手足のむくみ
- 動悸・息切れ
ミノキシジル内服薬は髪の毛だけでなく全身に作用するため、体毛が濃くなる可能性が高いです。





薄毛になるのに比べたら、多少濃くなるほうが全然マシです!
わたしの場合、顔のむくみは自分ではわかりませんでした。


ミノタブはもともと高血圧の薬で、血圧を下げる作用があります。
そのため、ごくまれに動悸や息切れなどの低血圧症状が生じる可能性があります。
ミノキシジル外用薬は市販で購入できますが、ミノキシジル内服薬は医師の処方で使用する必要があります。
関連記事:ミノタブの副作用で顔が変わる?服用時と中止後の写真を比較してみた
価格:ミノキシジルのほうが安い
チャップアップよりミノキシジルのほうが1ヶ月あたりの費用が安いです。
チャップアップは1ヶ月9,090円でした。


ミノキシジル外用薬は1ヶ月3,000円で使っています。(
ヒックス
4本12,000円 ÷ 4 = 1本3,000円です。


ミノキシジル内服薬は月2,948円から使用できます。(
DMMオンラインクリニック


フィナステリドを併用して薄毛を改善できました。
チャップアップ/ミノキシジル | 1ヶ月あたりの費用 |
---|---|
ミノキシジル内服薬 ( DMMオンラインクリニック | 月2,948円 |
ミノキシジル外用薬 ( ヒックス | 月3,000円 |
チャップアップ | 月9,090円 |
チャップアップとミノキシジルはどちらを使ったほうがいい?
薄毛を改善したいなら、ミノキシジルを使ったほうがいいです。
チャップアップにミノキシジルは含まれていないため、たとえ使い続けたとしても髪の毛が増えることはありません。
発毛効果は、チャップアップ<ミノキシジル外用薬<ミノキシジル内服薬の順で高くなります。
まずは市販のミノキシジル外用薬(塗りミノ)を使ってみて、効果が足りなければ内服薬を検討しましょう。
関連記事:塗りミノのおすすめはどれ?塗りミノ16商品の価格・効果を比べてみた
まとめ:ミノキシジルが入ってないチャップアップで薄毛の改善は難しい
ミノキシジルは発毛効果が認められている唯一の成分です。
チャップアップにはミノキシジルが入っていないため、薄毛の部分に髪が生えてくることはありません。
薄毛を改善するなら、ミノキシジル外用薬(塗りミノ)あるいはミノキシジル内服薬(ミノタブ)を使用しましょう。