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デュタステリドの効果とは?薄毛の進行を抑える理由を徹底的に解説

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[chat face=”man_question.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]デュタステリドの効果について詳しく知りたいです。[/chat]

こんなお悩みにお答えします。

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「デュタステリドは薄毛にどのような効果があるのだろうか?」

「デュタステリドはなんで薄毛に効くのだろうか?」

デュタステリドは、専門家からAGAへの有効性が認められているAGA治療薬の1つです。

フィナステリドと同じように、薄毛の進行を抑える効果が期待できます。

今回は、「デュタステリドはどのように薄毛の進行をおさえるのか?」その仕組みについて詳しく解説しています。

デュタステリドを始めようか検討している方の参考になれば幸いです。

目次

デュタステリドとは?

デュタステリドはAGA治療薬の1つです。

専門家に効果と安全性が認められているAGA治療薬は3種類あります。

[box05 title=”AGA治療薬の種類”]

  1. フィナステリド:薄毛の進行を抑える
  2. デュタステリド:薄毛の進行を抑える
  3. ミノキシジル:発毛を促進する

[/box05]

[jin-iconbox06]日本皮膚科学会の『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版』でAランクに指定されているのはこの3種類だけです。[/jin-iconbox06]

フィナステリドと同様、デュタステリドは「薄毛の進行を抑える効果」があります。

デュタステリドはなぜ薄毛の進行を抑える効果があるのか?

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AGAの原因となる”ジヒドロテストステロン(DHT)”という物質が作られるのを防ぐためです。

デュタステリドが薄毛の進行を抑える仕組みを理解するためには、薄毛が進行する仕組みを理解しておく必要があります。

DHTがどのように薄毛の進行に影響するのか?

[box05 title=”薄毛が進行する仕組み”]

  1. 男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結合し、ジヒドロテストステロン(DHT)に変化する
  2. DHTが男性ホルモンレセプターと結合し、毛乳頭細胞の核内に入る
  3. DHTが標的遺伝子のプロモーターに結合し、転写が起きる
  4. 毛乳頭細胞からTGF-β1という因子が出て、ヘアサイクルの成長期が短縮し脱毛が起きる

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①テストステロンが5αリダクターゼと結合し、DHTに変わる

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“5αリダクターゼ”という酵素がテストステロンに「結合しようぜ」と働きかけます。

“5αリダクターゼ”と結合したテストステロンはジヒドロテストロン(DHT)に変わります。

男性ホルモンの代表的なものはテストステロンですが、これが血中を流れて細胞内に入ると、5α-リダクターゼという酵素によってジヒドロテストロン(DHT)に変化します。

引用元:板見智(2009年)『専門医が語る 毛髪科学最前線』

このDHTが薄毛の原因になります。

そのため、DHTが作られないようにすれば薄毛の進行を防げるのです。

その役割を果たすのがデュタステリドです。

[chat face=”AGAブログプロフィール写真_丸型.png” name=”ビビリ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]デュタステリドは、結合したがっている5αリダクターゼに対して、結合させないように働きかけてくれるんですね。[/chat]

②DHTが男性ホルモンレセプターと結合し、毛乳頭細胞の核内に入る

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DHTはそのままでは毛乳頭細胞の核内に入れません。

男性ホルモンレセプターと結合してはじめて毛乳頭細胞の核内に入れます。

③DHTが標的遺伝子のプロモーターに結合する

毛乳頭細胞内の核内に侵入したDHTが標的遺伝子のプロモーターと結合し、遺伝子の転写が起きます。

[jin-iconbox10]プロモーターとは、遺伝子の一部分です。[/jin-iconbox10]

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[jin-iconbox10]転写の理解は難しいため、ここはサラッと流してください。[/jin-iconbox10]

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[chat face=”AGAブログプロフィール写真_丸型.png” name=”ビビリ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]このあたりは素人には理解が難しいので、「遺伝子に関わる何らかの変化が生じる」ということが掴めればOKとします。[/chat]

④毛乳頭細胞からTGF-β1という因子が出て、ヘアサイクルの成長期が短縮し脱毛が起きる

先ほどの遺伝子に関わる変化が生じた結果、TGF-βが増えます。

男性ホルモンが毛乳頭細胞の受容体を介して引き起こす遺伝子発現の変化として、TGF-β量の過剰発現が報告されている

引用元:ライオン株式会社研究技術本部生物科学センター 吉野輝彦(2005)『発毛促進とサイトカイニン』

このTGF-βが脱毛を引き起こします。

男性型脱毛症を起こす前頭部では、男性ホルモンが増えると毛乳頭細胞からTGF-β1という因子がでます。このTGF-β1が、IGF-1とは逆に角化細胞が増えるのを強力に抑制したり、あるいはアポトーシス(細胞の死)を起こさせるのです。たとえば、このTGF-β1をマウスに打つと、脱毛が起きてきます。

引用元:板見智(2009年)『専門医が語る 毛髪科学最前線』

TGF-βが増えるとなぜ脱毛が起きるのか?

[chat face=”man_question.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]TGF-βが増えると、なぜ脱毛が起きるのですか?[/chat]

[chat face=”AGAブログプロフィール写真_丸型.png” name=”ビビリ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]TGF-βは成長期の髪の毛を退行期に移行させるからです。言い換えると、成長期を短縮してしまうのです。[/chat]

マウス体毛の毛周期では退行期への移行シグナルとしてTGF-β1が働いていること、更にはヒトの毛周期においてTGF-β2が同様に機能していることが報告されている。つまり、これらの知見を総合すると男性ホルモンによって起こるTGF-β類のシグナルにより毛包が退行期へと移行し、毛包の矮小化が起こると推定することも出来る

[chat face=”AGAブログプロフィール写真_丸型.png” name=”ビビリ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]AGAの方は通常に比べてヘアサイクルの成長期期間が短く、これが薄毛の原因です。[/chat]

ヘアサイクルの成長期が短くなるとなぜ薄毛が進行するのか?

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毛包の太さや髪の毛の長さはヘアサイクルの成長期期間の長さで決まるからです。

毛髪の太さは毛包の大きさに、毛髪の長さは成長期期間に比例し、毛包の大きさも概ね成長期期間に比例することから、成長期期間が毛髪の大きさを決める重要な因子となっている

引用元:大正製薬株式会社セルフメディケーション研究開発企画部 森岡進 (2010)『男性型脱毛症の治療薬』化学と教育58巻2号

[chat face=”AGAブログプロフィール写真_丸型.png” name=”ビビリ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ヘアサイクルの成長期期間を維持することが大切なんですね。[/chat]

[box02 title=”デュタステリドが薄毛の進行を抑える理由”]

薄毛の原因であるDHTが作られるのを防ぐため。

テストステロンがDHTに変わると毛乳頭細胞に侵入できてしまい、TGF-βが出るようになり、ヘアサイクルの成長期期間が短くなり、脱毛が始まってしまう。

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デュタステリドとフィナステリドの違いは?

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フィナステリドは5αリダクターゼI型のみ働きかけるのに対し、デュタステリドは5αリダクターゼI型II型の両方に働きかけます。

デュタステリドは、テストステロンをより強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換する5-α還元酵素のI型、II型両者に対する阻害剤である.

引用元:日本皮膚科学会(2017)『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版』

[chat face=”man_question.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]フィナステリドは5αリダクターゼI型にだけ効くのと、I型II型両方に効くので、どう違うんですか?[/chat]

[chat face=”AGAブログプロフィール写真_丸型.png” name=”ビビリ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]デュタステリドの方が前頭部の薄毛を防ぐ効果が期待できます。[/chat]

5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の違いは?

5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の違いは、存在する範囲の違いです。

[box01 title=”5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の違い”]

  1. Ⅰ型:全身の広範囲
  2. Ⅱ型:精嚢・前立腺・外陰部の皮膚、前頭部やヒゲの毛乳頭細胞などの限定された範囲

[/box01]

5α‐リダクターゼという酵素についてもう少し説明すると、これにはタイプⅠとタイプⅡがあります。タイプⅠはヒトのあらゆる組織あらゆる細胞にありますが、それに対してタイプⅡは精嚢、前立腺、外陰部の皮膚といった、ひじょうに限られたところだけにあるのです。(中略)タイプⅡの5α‐リダクターゼは前頭部や髭の毛乳頭細胞にもあることが新たに分かりました。

引用元:板見智(2009)『専門医が語る毛髪科学最前線』 (集英社新書)

デュタステリドとフィナステリドで治療成果に差はあるのか?

エビデンスでは、ややデュタステリドの方が上回りますが、ほとんど変わりません。

デュタステリド0.5mg/日とフィナステリド1mg/日を用いた、917名の男性被験者を対象とした観察期間6カ月のランダム化比較試験において、全毛髪数と毛直径の増加についてはデュタステリドの方が優れた効果を示したが、直径60μm以上の硬毛数では両者間に有意な差がなかった。さらに、頭頂部および前頭部の写真評価のため、著明悪化-3から著明改善+3の7ポイントスコアリングが行われ、治験担当者のスコアリングでは両群間に有意な差はなかったが、3名のエキスパートパネルによる評価ではデュタステリドの方が優れた効果を示した。しかし、その点数差は頭頂部では0.14,前頭部では0.24とわずかなものであった.

引用元:日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017』

[jin-iconbox05]60μmは0.06mmです。花王のヘアケアサイトの情報によると、日本人女性の平均値は80μmでした。[/jin-iconbox05]

[chat face=”AGAブログプロフィール写真_丸型.png” name=”ビビリ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]そのため、フィナステリドよりデュタステリドの方が髪の毛の本数は増えますが、目で見てわかるほどの違いないと言えるでしょう。[/chat]

ここで注目したいのが、頭頂部(0.14)より前頭部(0.24)の方が点数差が大きい」という結果です。

この結果から、「デュタステリドの方がフィナステリドより前頭部の薄毛の進行を抑える効果が高い」と言えます。

[chat face=”AGAブログプロフィール写真_丸型.png” name=”ビビリ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]とくに前頭部の薄毛を改善したい方は、フィナステリドよりデュタステリドを使う方がいいでしょう。[/chat]

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ビビリ
AGA治療歴5年
25歳のときに友人の一言がきっかけで薄毛に気づく→育毛サロンに26万円かけて1年間通うも効果なし→銀クリでフィナステリドとミノタブを服用して3ヶ月で薄毛が改善→ミノタブをやめたら生え際が薄毛に戻る→3年以上塗りミノとフィナステリドで維持
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